切り口がほつれないピンキングばさみ
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裁縫道具の一つにピンキングはさみというものがあります。
これは、生地をジグザグに切ることによって、生地をほつれにくくするものです。
見た目は普通のはさみです。
刃の部分がギザギザになっています。
普通生地を切った場合、切った端をまつり縫いなどをして生地がほつれないようにする必要がありますが、このはさみを使うとほつれないようです。
私には、ギザギザに切った方がほつれるのではというイメージがあって、どうも理解できない原理なのですが、そうらしいのです。
ものは試しで使ってみることにしました。
洗濯機で洗ってもほつれませんでした
切ってみましたが本当にほつれませんでした。洗濯をしたら、一気にほるれるだろうと思って洗濯もしてみましたが大丈夫でした。
「これは使える!」ということで、あることに使いました。
胃ろうの管を通すために使っています
それは、胃ろう(口から食事のとれない方や、食べてもむせ込んで肺炎などを起こしやすい方に、直接胃に栄養を入れる栄養投与の方法)の方のために使ってみました。
下着などの洋服に胃ろうボタンのところにピンキングはさみでシャツに切れ込みを入れることで、胃ろうをするときに、洋服を脱いだり、上まであげたりすることなく注入作業ができます。
聞くところによると下着のシャツを前開きのシャツにしたりするそうなのですが、高齢者用でも種類がなかったり、お子さんの場合には、ほとんど前開きのシャツは売っていません。
そこで、このピンキングはさみを使うと普通の下着のシャツを着たままで、胃ろうの注入作業ができます。
胃ろう用にシャツに切れ込みを入れたらこんな感じになります。
縦向きに1本切り込みを入れただけなので、胃ろうをしないときは、穴はふさがった状態なので普通にシャツを着ている状態です。
看護師さんや介護施設の方の作業が楽になります
簡単にできますので、お勧めです。
看護師さんやリハビリ担当の方が見ると、こういうのは初めて見て、「これいいね」と言われるそうなので、このブログで紹介してみました。
これで胃ろう用シャツ選びに悩むことがなくなります。
ただ、私は、洗濯をしてもほつれなかったのですが、どうもほつれない理由が分かりませんので、もしかしたらほつれるかもしれません。あらかじめご了承ください。
【2020年追記】4年間使ってまだ一度もほつれていません
ピンキングばさみを4年間使っています。下着も数十枚切込みを入れて使っていますが、今のところほつれはありません。
はさみによっても性能が異なるようですので、私が買ったはさみでは、今のところ大丈夫です。
購入したはさみは以下のスポンサーリンクです。
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